東京TASKとは
Trying(挑戦する)
Approaching(市場にor企業に働きかける)
Supporting(支援する)
Keeping(産業、伝統、技術を守る)
東京TASKはものづくり企業が数多くある台東区・荒川区・葛飾区の3区行政合同による産業振興施策です。この3区には、多くの小規模な町工場が集積しており、これらの工場では皮革、金属、布、紙、ゴム、木、プラスティック、ガラスといった様々な素材を加工し、工業用部品から生活用品に至るまで多種多様な製品を製造しています。
東京TASKを取り巻く環境は厳しさを増しています。経営者の高齢化に伴う事業承継、原材料の高騰、AIやIOTなどの急速な進展といった様々な課題に加え、今般の新型コロナウイルス感染症による経済への打撃は計り知れないものとなることが予想されます。
東京TASKは、3区のスケールメリットを活かし、この地域で培われた熟練技術や高度な技能を有する企業と行政、支援機関、教育機関が連携し、産業の活性化を目指していきます。
平成15年度から東京都が実施している地域資源活用型産業活性化支援事業を活用し、東京の下町を構成する、台東区・墨田区・荒川区及び葛飾区の4区は、4区内に存在する企業・大学・研究機関や人材等の多用な資源を活用し、地域産業の活性化を図るため、「TASK(タスク)プロジェクト構想」をとりまとめ、各種プロジェクトを推進してきました。
当初の計画最終年度である平成19年度には、各プロジェクトの成果の検証を行い、プロジェクトの延長を決定しました。また、平成21年度から新たに足立区の参加が決まり、さらに延長して実施してきましたが、社会経済情勢の変化に伴い、平成31年度に、新たな枠組みによる広域連携プロジェクトの推進を決定しました。
令和5年度からは、台東区・荒川区・葛飾区の3区により、新生「東京TASK」として、これまで以上に区のスケールメリットが活かせるように事業改善を行ったうえで、個別プロジェクトを推進してまいります。
東京TASK3区産業の特徴
台東区
台東区は、多様な地場産業が区内各地で息づく、ものづくりのまちです。特に、靴、鞄などの皮革関連、貴金属や宝石などのジュエリー関連の消費財を扱う製造業、卸・小売業が集積しているところが台東区産業の大きな特徴です。また、江戸の昔から受け継がれている伝統的な手法による工芸品を作り続けている職人も多く、東京都が指定する伝統工芸品41品目のうち28品目が台東区内で製造されています。 また、2004年にファッション関連での起業を目指すデザイナーを支援する施設「台東デザイナーズビレッジ」を設立し、地場産業の後継者や若手クリエイター等の育成を行い、数多くの卒業生を輩出し、区内産業活性化の一端を担っています。 (画像は台東区内企業 (株)木具定商店) #台東_ものづくりのまち #台東_皮革産業#台東_ジュエリー #台東_伝統工芸品 #台東_魅力ある商店街 #台東区中小企業振興センター #台東デザイナーズビレッジ #浅草ものづくり工房 #モノマチ #エーラウンド #江戸創業事業所顕彰
荒川区
荒川区は、印刷、金属加工、衣服等の生活関連産業を中心に、モノづくりのまちとして発展してきました。現在も、区内全事業所のうち約5分の1が製造業であり、その割合は全国平均や都平均を大きく上回っています。江戸時代からの伝統技術を今に伝える職人が現在も数多く活躍しており、世界的にもモノづくり大国と言われてきた我が国の根幹を成してきた地域と言っても過言ではないでしょう。また、地域資源である日暮里繊維街の特性を生かし、ファッションビジネス起業支援拠点「イデタチ東京」を2021年に開設するなど多彩な創業支援を実施する他、区内製品の持つポテンシャルを発信するためのモノづくりブランド「ara!kawa」を展開しています。 (画像は荒川区内企業 (株)日興エボナイト製造所)
#ara!kawa #イデタチ東京 #ツムギバ #荒川マイスター #MACCプロジェクト
葛飾区
葛飾区はかつては玩具のまちとして知られ、玩具に使用される多様な素材を加工する工業集積が、 時代を経た現在でも区内工業の業種構成に色濃く反映されています。そのため葛飾区は、金属やゴム、皮革、繊維、プラスチックなどさまざまな素材をいろいろに加工・製造する町工場が数多くあります。
また、区内製造業が高い技術を駆使し製造した製品や部品等を、葛飾ブランド「葛飾町工場(まちこうば)物語」として認定し、その製造背景やエピソード等を漫画を用いて紹介するなど、葛飾区のオンリーワン企業を応援しています。
(画像は葛飾区内企業 (有)髙田紙器製作所)
#葛飾ブランド #町工場物語 #町工場見本市 #葛飾区産業フェア